タイトルイメージ
本文へジャンプ
<効果>
・息をしっかりと吹き込むことによって、口腔内圧が「咥え部」に作用するためBrioが口から飛び出す方へ力を受けます。また、「筒部」が細くなっているため、息が抜ける際に強い抵抗がかかります。この口腔内圧によって飛び出そうとする力と、「筒部」による空気抵抗、そしてBrio自体の重さを唇の周囲の筋肉が受け止めることが、金管楽器の吹奏時と極めて近似した状態となるため、アンブシュアに必要な諸筋肉の状態を「形状記憶」させるように訓練することができます。
・・腔内圧が作用しない状態であっても、Brio自体の重さによって、特に下唇周辺の筋力の支え方を、加圧状態であるかのように学習することができます。
・「咥え部」が凹凸のない平滑な形状となっているため、Brioを咥えた状態であっても唇に引っ掛かることがありません。そのため、咥えた際に唇のみでBrioが落下しないように保持をする必要があります。このように唇のみで保持することで、唇の周囲の筋肉をより効果的に訓練することができます。
・Brioの使用者が、吹き込む息の程度を調節して口腔内圧を変化させながら練習できるため、咥える筋力の無段階調節を自然と体験することができます。これによって、演奏をする際の音程の「跳躍」を行うための柔軟性を養うことができます。
・Brioへ息を吹き込むことで、唇周囲の筋肉の訓練だけでなく腹式呼吸の訓練も同時に行うことができます。 息を沢山はくことによって、沢山吸えるようになります。息は少量ずつ出ていくので、下腹部の支えを意識することができます。
・Brioを咥えて息を吹き込んだ状態で、唇から故意に引き抜くことで唇が振動するため、唇の振動が必要な金管楽器を発音させるための練習(リップバズィング)として効果的です。
 このような訓練を一定時間繰り返し行うことで、金管楽器の吹奏に適するように唇の周囲の筋肉を訓練することができます。マウスピースを使ってご利用いただくこともできます。
      
 金管楽器用の練習器具ですが、アンブシュアを形成するすべての管楽器奏者に応用することができます。

<発明の目的>
〜発音の為の準備と呼吸の練習〜

 Brioは、金管楽器を吹奏する際と同様に息を吹き込むことで、唇の周りの筋肉を、正しいフォームを身につけて発音できるように、筋肉にフォームを記憶させ、併せて必要な筋力を発達させるための練習器具です。息を吹き込むことに対して、Brioの形状が振動体を締め付ける動作を制御して、周辺を保持しようとする筋肉を働かせます。

 トランペット、トロンボーン、ホルン等の金管楽器は、吹奏者の唇が発音源となります。金管楽器を演奏する時には、唇をマウスピースにあてた状態で、腹式呼吸により息を吹き込むことで唇を振動させますが、正確な音を発音させるためには、吹き込まれた息によって自然にできたアパチュアを唇が柔らかい状態で保てるよう、唇周囲の筋肉を緊張させてアンブシュアを形成する必要があります。

 したがって、正確な発音のためには正しいフォームによる唇周囲の筋肉の訓練が重要となります。それは、単純に筋肉を強化するということではなく、望ましいフォームを保持した状態で、繊細な緊張と弛緩の度合いの感覚を訓練することと言えます。

 Brioは唇を金管楽器を吹奏するのに望ましい形状に保持し、かつ実際に楽器を吹奏する際と近似した息の吹き込みを実現しつつ、唇の周囲の筋肉を訓練することが可能な金管楽器用練習器具です。
ご購入の方はこちら
Brioとは?
<使い方>
 Brioは上記のような目的を達成するために、ストロー状になっている「筒部」と、アパチュアに近似した形状の「咥え部」からなっています。「筒部」が「咥え部」を貫通しているため、「咥え部」を咥えた状態で「筒部」を通じて息を吹き込むことができます。
 Brioの「咥え部」を上下の唇でもって咥え、Brioが唇から飛び出してしまわないように注意しながら、腹式呼吸をもってしっかりと息を吹き込みます。
 そうすることによって、適正な唇のフォームを保持しつつ、実際に楽器を吹奏する際と同じように息を吹き込むことができるため、息が「筒部」を抜ける際に生じる空気抵抗及びBrio自体の重量を、同時に唇の周囲の筋肉で受け止めながら、アンブシュアに必要な諸筋肉の状態を「形状記憶」させるように訓練することができます。
 金管楽器を吹奏する際と同様に、唇を柔らかくリラックスした状態を保ちながら、唇の周囲の筋肉を緊張させることが重要であるので、Brioを咥えた際、唇の周囲の筋肉が感じる負荷が大き過ぎる場合、唇をギュッと押し付けてしまう場合、また上下唇を過度に巻き込んでしまう場合は、「筒部」を手で支えながら使用すること、また息の圧力を少しずつ上げていくことで、慣らしていくことをお勧めします。

本ページは、Internet Explorer以外のブラウザで見ますと、文字や画像が適正に表示されない場合がございます。